首都圏コープ事業連合の米の産地であり、生産者と消費者の産直提携ばかりでなく、自治体も含めた提携として「食と緑の交流」をすすめる新潟県笹神村で、この間、建設をすすめてきた「食と緑の交流」拠点整備事業の工事がこのほど竣工し、18日(日)、笹神村大字大室のフラワーパーク内建設地において竣工式が行なわれます。
18日に竣工式を迎える食と緑の交流拠点施設は、笹神村大字大室の国道290号線に面したフラワーパーク整備地内にあり、昨年6月に先行して完成した大豆加工体験施設の隣接地に建設されました。
農村に伝わる伝統工芸や食文化を体験できる「体験学習館」、地元の基幹産業である農林業と、商工・観光業が一体になって、自然あふれる五頭山麓の環境をバックグラウンドとした資源循環型農業、都市と農村の交流をテーマに情報発信を図る「情報発信館」、有機農産物等の販売を通じて、都市住民との交流を図る「ゆうきふれあい即売所」の三棟からなり、「自然に謙虚に農に学び、匠に触れ静かな時を過ごす」食と緑豊かな交流体験ゾーンとして笹神村が主体となって建設され、6月8日からのオープンに先立って竣工式が行われるものです。
笹神村では、同村内の観光協会、商工会、旅館協同組合、ささかみ農協、北蒲南部森林組合はじめ、地元五頭山麓周辺関係6市町村で構成する豊南観光推進連絡協議会、地元生協の新潟県総合生協、それに首都圏コープ事業連合と東京マイコープも加わり、豊かな自然資源、特色ある農林業など、地域の特性を生かした農林と商工観光の連携による地域全体の活性化に向けて、「食と緑の交流」推進委員会を中心に、拠点整備事業をすすめてきました。
「食と緑の交流拠点整備事業」によるこの度の交流拠点施設が完成したことにより、安全な農作物の供給と環境を保全する資源循環型農業を核とし、五頭山麓の豊かな自然環境を舞台に、生産者と都市の消費者との交流も一層の発展が期待されます。
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