ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
Home > トピックス目次 > トピックス記事

紀伊半島 食と緑の交流協議会が設立されました 目次に戻る

 首都圏コープグループの産地である紀伊半島下の和歌山、三重、奈良の三県にまたがる産直5団体による、『紀伊半島食と緑の交流協議会』が7月5日、設立されました。
 設立総会の会場となった三重県熊野市の三重県紀南県民局会議室には、生産者、生協関係者、県や市町村の行政関係者、地元で地域興しの活動をすすめるNPO関係者など50名が集まりました。

 「紀伊半島食と緑の交流協議会」は、いにしえの道として知られる「熊野古道」で結ばれる、紀伊半島内の首都圏コープグループ産直産地、さんまる柑橘同志会(和歌山県)、みえぎょれん、JAいせ、紀ノ川農業協同組合(以上、三重県)大紀コープファーム(奈良県)の5団体が力を合わせ、同地域に都市住民を招いての交流や農作業体験(グリーンツーリズム)等を通じて、生産者と消費者の、互いの顔の見える関係づくりをすすめ、本当の意味での信頼関係の下で、消費者の求める安心・安全な食の提供を行える提携関係をめざすものとして設立となったものです。

 同協議会を主体として、交流事業を通して首都圏の生協組合員に呼びかけ、豊かな緑、歴史、癒しの地、紀伊半島の魅力にふれていただき、都市と農村の交流による地域づくりをすすめると共に、自然豊かな環境をいつまでも保てるよう、産地が協力して、環境保全型の持続的農(漁)業への取り組みを行っていくことを確認し、2002年度活動計画と以下の運営体制を選出しました。

■紀伊半島 食と緑の交流協議会・推進体制
会 長 王隠堂 誠海(大紀コープファーム代表)
副会長 松下 隆男(さんまる柑橘同志会)
副会長 村嶋  豊(みえぎょれん販売株式会社)
監 事 濱口 昌高(JA全農みえ)
監 事 山本 宗俊(紀ノ川農業協同組合)

*2002年度は5産地合同の交流として、10月に『熊野体験交流事業』を行う予定です。
開催時期:2002年10月18日(金)から20日(日) 2泊3日 熊野にて
内  容:首都圏の生協組合員に呼びかけ、熊野での体験交流会を計画します。

紀伊半島『食と緑の交流協議会』設立総会(2002.7.5於熊野市紀南県民局会議室)

今回の設立総会に、関係者、ご来賓の皆さまからたくさんのメッセージが寄せられました。



設立発起人代表 王隠堂 誠海さんの挨拶
 生産者が互いに理解を深め、より豊かな生活を築くための協議会にしていくため、食の安全をめぐるこの間の一連の問題があるなかで、生産者・消費者の絆を深めること、互いに理解し合うことで、地方と都市の新たなつながりに結び付けたいと決意を語りました。


来賓の紀南県民局 紀州改良センター所長 松浦公孝さん
 多くの人たちに来ていただくことが、この地域の活性化につながります。この地域では、新しい活性化策、集客交流、産業振興として、一つは「熊野交流広域圏」づくり、心と心の交流が中心になってくると思います。今回の交流協議会設立も、中身で同じ部分が多く、期待しています。


首都圏コープ事業連合 太田朝昭理事長の挨拶
 首都圏コープ事業連合は、全国に"顔の見える関係"づくりをすすめてきましたが、私たちが考え得る主張を形にするものとして"オンリーワンの生協"、すなわち特徴ある事業を生産者と一緒にすすめていこうと、産地との産直協議会づくりをすすめてきています。
 「食品偽装」という形で輸入農産物が入ってきている一方で、食糧自給率は益々低下しています。顔の見える関係を、互いにトレーサビリティということを作り上げながら、オンリーワン生協をめざそうと考えます。新潟県笹神村では、従来の関係を超えた交流事業づくりになってきています。今回の協議会もさらに発展する可能性があり、今後の交流事業を通じて地域興しに貢献していくことを期待します。


御浜町農林水産部 東地正登さん
 御浜町は、年中みかんが採れる、柑橘類を中心にした農業の町です。今回の協議会設立を起点に、新しい関係づくり、ネットワークができればと期待しています。


首都圏コープ生産者・消費者協議会代表幹事 石澤直士さん
 生消協のなかで、王隠堂さんのところは各県にまたがって活動されてきました。これから協議会が中身のあるものになっていくためには、みんなの協力が必要です。産地の偽装が問題となるなかで、首都圏コープの「公開確認会」と「地域協議会」が名実ともに大切なものになってきています。今回は、産地主導の協議会づくりで、各県にまたがっての協議会ははじめてです。この紀伊半島の協議会づくりがどうすすむか、非常に関心を持っています。


『紀伊半島 食と緑の交流協議会』設立総会の模様
(5日、熊野市紀南県民局の会場にて)