


かつて国内でいちばん食べられていた果物だったみかんですが、年々消費量は減っています。また、みかん農家の高齢化や温暖化の影響など、日本の原風景のひとつ、みかん畑が少しずつ減少しています。とくに温暖化は深刻で冬になっても気温が下がらず、病気の発生や越冬した害虫による被害も出始めています。農薬削減をするにはますます厳しい環境になりつつあります。そんななか、パルシステムのみかん産地では、高齢者が手放したみかん畑を若手が譲り受けたり、環境や安全性に配慮した農業を拡大するために、独自の「エコ・チャレンジ基準」を設けて取り組んでいます。


パルシステムでは、みかん産地の代表が集まる「みかん会議」で、栽培方法や農薬削減について情報交換をしています。 ここに参加している産地は、2006年から全産地でエコ・チャレンジの取り組みを実現!エコ栽培をむずかしくさせているのが、表面に針で刺したような点々がつく黒点病。この病気に効く「マンゼブ」とよばれる特効薬がパルシステムの定める「問題農薬」にリストアップされているため、使えません。なんとかこの薬を使わないですむように産地では工夫を重ねています。
「マンゼブを使わなくても、今よりもこまめに園地を見て、枯れ枝の処理をすれば、多少は病気を防げます。商品にならないものが多くなる不安はあるけれど、組合員のみなさんに安心して食べてもらえるみかんをお届けしたい。産地の取り組みを応援するためにも、ぜひ大事に味わってくださいね」(産直産地のひとつジョイファーム小田原の鳥居さん)。


パルシステムのみかんは、Sから2Lサイズまで大小込みでお届けしています。大小込み規格は、農産物が本来「自然の恵みを受けて育つもの」という考えで、味に関係のないサイズや品位の仕分けに多くの費用をかけずにお届けする仕組みです。そのぶん、経費を一部生産者へ戻し、エコ栽培等を行う費用とし、また残りは組合員のみなさんに安くお届けできるようにしています。

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下記の(1)を満たしたうえで(2)もしくは(3)が実現しているもの
(1)パルシステムが独自に定める優先排除農薬・問題農薬を使わずに育てた青果。
(2)除草剤・土壌くん蒸剤不使用を実現した青果。トマト、ねぎ、ごぼうは除草剤不使用のみ。
(3)天敵・生物資材を使用しているか、あるいはそれと同レベルの農薬削減が実現している青果。
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