未来につながる
農業にする
気候危機と環境汚染を防ぐため、サステナブルな農業への転換が求められています。パルシステムは、有機農業と環境保全型農業の拡大にチャレンジしています。
化学合成農薬・化学肥料の削減は、生物多様性の保全に貢献するほか、水や土壌の汚染を防ぐことで、人々の健康や福祉にもつながるなど、SDGsの達成に重要な役割を果たします。
また、堆肥や有機質の肥料で資源循環型の土づくりをすることで、土壌に炭素が貯留し、地球温暖化を防止する効果も期待されています。
Data
世界の有機食品市場は年々増加しており、2020年には約1,290億ドル(約14.2兆円)に成長。有機農業の取り組み面積は、全耕地面積の約1.6%となっています。
日本の市場規模は2017年で1,850億円、有機農業の取り組み面積は、依然として全耕地面積の0.6%(2020年)に留まっています[1]。
資料=FiBL & IFOAM The World of Organic Agriculture Statistics & Emerging Trends 2022, 農林水産省(2022年)「有機農業をめぐる事情」 をもとに作成
有機の野菜と果物[3]
3,597t
環境に配慮して育てた米[4]
15,692t
パルシステムが提携する国内の産直産地は、青果と米を合わせると294。そのすべてが環境保全型農業に取り組んでいます。中でも、70の産地がコア・フード(有機栽培)に、101の産地がエコ・チャレンジに取り組んでいます[5]。
さまざまな農産加工品の開発に取り組む群馬県のグリンリーフからは、全国でも珍しい有機のこんにゃくをお届け。鹿児島県知覧町の「うまか有機銘茶会」とは、2018年から産直提携し、有機の紅茶などの商品を開発しています。