Sanchoku Action

薬剤に頼らず、
家畜を健康的に飼育する

国際的な価格競争を背景に大規模化が進む畜産業界。家畜の病気予防や成長促進などのため、抗生物質や合成抗菌剤などの薬剤を添加した飼料が一般的に使われています。たとえば、肉牛は出荷されるまでの全期間、肉用鶏は出荷前の7日間を除く期間、抗生物質を添加した飼料を与えることが認められています。

しかし、パルシステムの「コア・フード牛」や産直鶏は、飼育期間中、抗生物質を添加しない飼育を実現しています。産直産地では、家畜の快適性に配慮した飼育や管理を意味する「アニマルウェルフェア」を進めるためにも、家畜にストレスがかからない環境を整え、できるだけ薬剤に頼らず、健康的な飼育をめざしています。

豚がのびのびと運動するポークランドグループ(秋田県)の豚舎