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食事からはじめる健康な体づくり 家庭ではじめる薬膳

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基礎編

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正しい食生活のススメ

生活習慣のなかでも多くの疾病と深く関わりがある食生活。戦後、日本の食事情は大きく変化しました。食生活で気をつけたい4つのポイントを紹介します。


●食生活は生活習慣病(*)と深く関わっています

生活習慣のなかでも多くの疾病と深く関わりがある食生活。戦後、日本の食事情は大きく変化しました。食品が人工的に加工・生産され、四季に関係なくさまざまな食材が手に入り、食物から“旬”が失われてしまいました。

また、食生活の欧米化により動物性脂肪の摂取が著しく増加する一方、 食物繊維や炭水化物の摂取が減少し、食生活が偏ってきました。さらに運動不足、喫煙、過労などの不健康な生活習慣そのものが生活習慣病を引き起こす大きな要因となっています。

(*)生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣 が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義されています。




●これからの食生活で気をつけたい4つのポイント

POINT1 酸っぱいものを食べよう!

現在の日常生活のなかでは、梅干しや食酢、緑黄色野菜を摂る機会が激減しています。有機酸の供給源であった柑橘類やりんごなどの果物も品質改良によって酸味の少ないものに改良され、さらに酸味を補給することがなくなってきました。
近年、肝炎・肝硬変・肝臓ガン・眼科疾患などが増えているのも、肝臓を養う酸味の摂取が減り、肝臓の働きがおろそかになった結果といえます。


POINT2 香辛料を上手に使おう!

食生活が欧米化し肉食中心の食事になったにもかかわらず、肉食に不可欠な香辛料の摂取が不足しています。香辛料は腸内でたんぱく質が腐敗発酵するのを防ぎ、大腸の働きを活発にします。しかし、日本では「香辛料=刺激物」という誤解があり、摂取を控えてきました。その結果、大腸ガンや直腸ガンが急増しているのです。香辛料とはむずかしいスパイスやハーブだけではありません。大葉やしょうが、ねぎといった日本の香味野菜も香辛料の仲間です。


POINT3 塩の大切さを知ろう!

塩は人間が生きていくために必要不可欠なもの。人間の血液成分に含まれているナトリウムやマグネシウム、カルシウムの微量成分が血液の微調整を行って心臓の負担を軽くしたり、血圧が上がらないように調整しています。

塩のなかでもニガリを含んだものは、腎臓の働きを補って水分代謝を活発にします。また、内臓の働きを整えて食欲を増し、排尿・排便を促し、筋肉や骨を丈夫にします。塩の大切さを知ったうえで、過剰摂取に注意し1日10gを目安に摂るよう心がけましょう。


POINT4 カルシウム食品をたっぷり食べよう!

カルシウムは骨や歯を形成し健康を維持する役割をしています。不足すると歯の質が悪くなったり、骨がスカスカになり腰痛や肩こりの症状がみられることもあります。また神経の興奮を鎮め、精神を安定させる作用もあるので、だるい、怒りっぽい、イライラする情緒不安定などの心の病気にも深く関わっています。過去、日本人の平均摂取量は一度もカルシウムの所要量(600mg)を満たしたことがなく、とくに若い世代ほど小魚や海草を食べる習慣が失われているのも問題です。


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